ネットビジネス進化論:コミュニケーション

前回に引き続き【ネットビジネス進化論 ~何が「成功」をもたらすのか~】(著:尾原和啓 NKK出版)を紹介していきたいと思います。

前回は本書のPart3を紹介してきましたが、今回はPart4を紹介していきます。

Part4でコミュニティ/インフルエンサーがキーワードとなっています。

それではさっそくPart4をみていきましょう!

【Part4 コミュニケーション:人をつなげる】

ポケベルやSMSは新しいもの好きの女子高生のあいだで大流行しました。数字しか送れなかった時代でも「14106(アイシテル)」「0833(オヤスミ)」「428(シブヤ)」といった独自の暗号を生み出して、親友や恋人と盛んにコミュニケーションをとっていたのです。

P.223

私はポケベルを利用したことがないので、上記のような暗号はあまり知らかったのですがシステムや通信が制限されている中でも工夫してコミュニケーションをとろうとする女子高生たちは流石だなと思います。文化の担い手の1つにJK文化があるのはうなずけます。

人はコミュニケーションにはお金を使うのです。ネットは無料だと思っている人も、例外ではありません。

P.226

その通りですね。LINEスタンプしかり、数多あるマッチングアプリには私達は惜しみなく課金する人が多いですよね。やはりコミュニケーションは人類にとって必要不可欠であり重要な事柄なのですね。

ツイッターでは、考え方や趣味嗜好が似ている人、お手本にしたい人、リスペクトしている人をフォローして、自分の好みのタイムラインを作るのが一般的になりました。ツイッターは自分が求める情報取捨選択するためのフィルターとして機能するようになります。

P,230

「人は見たいものを見たいように見る」なんて言いますが、ツイッターなどのSNSでは本当に自分の価値観に合うものやみたいモノのみを見るように選択できます。それによって多様性が失われて偏った価値観で人格形成されてしまうのは個人的に恐れていることではあります。しかし、物理的に自分の周りに価値観が同じ人や尊敬できる人がいなくてもSNSを通じて心からの仲間を見つけることができる意味ではとても便利なツールとなっていると思います。

ツイッターが災害大国日本で広く受け入れられたのは、2011年の東日本大震災のときで、固定電話回線が切断され、携帯電話がアクセス集中でつながらないような状況でも、ツイッターは生きていたという事実によります。

P.240

テキスト情報が基本のツイッターでは情報量もそこまで多くはないので通信が途絶えにくいことは確かですね。震災での活躍ぶりが直接ツイッター普及の要因になったとは思いませんが(日本人の文化や習性もあると思います)、自分の安否情報を知人に広く知らせるツールとしても活用していきたいです。

”同じ時間を共有する「共時性」が熱狂を生み、「自分もあの場所に参加した」という「レア感」がコミュニケーションを加速させます。”

P.248

通信速度向上とモバイルデータの格安化でライブ配信が普及すると、SNSでの単純な投稿よりもライブ配信が価値を持つようになってきました。芸能人のライブ配信に始まり、友達のリアルを垣間見えることがリアルタイムでできるライブ配信は空間的な距離感をなくしてくれる最強のツールとなっています。そして皆が参加しているものには自分も参加したいという心理がより私達をSNSに夢中にさせるのでしょう。

”自分たちが安心して過ごせる「居場所(コミュニティ)」には、価値観の合わない年長者やダサい人に入ってきてほしくありません。そうした人が増えて、居心地が悪くなると、特に若い人たちは新しいソーシャルに活動場所を移していきます。”

P.249

mixi、Twitter、Instagramと若者に主流なSNSは年々変化しています。2020年現在ではTik Tokが10代には流行っていますし、次の主流SNSは一体何になるのか楽しみですね。

以上で今回の紹介は終了です。いかがでしたでしょうか?

日常生活でのコミュニケーションだけでなく、ビジネスの面でも今まで対面で行っていたコミュニケーションが新型コロナウイルスを機にZoomやTeamsなどのツールが沢山使われるようになってきましたよね。個人的にこの流れはとても良いと感じており、移動コストを大幅に下げることができていると思います。(もちろんFace to Faceでの会話も大切ではあると思います。)

今回はPart4の紹介でしたが、次回はPart5(有限資産をつなげる)を紹介していこうと思います。

それでは See you next time!

コメント

  1. […] 前回は本書のPart4【コミュニケーション:人をつなげる】を紹介してきましたが、今回はPart5【有限資産をつなげる】とPart6【BtoB:仕事をつなげる】を紹介していきます。 […]

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