今回は【大学4年間のマーケティングが10時間でざっと学べる】を参考に、マーケティングについてまとめてみました。
データ社会になりデータを扱うことの重要性が増し、マーケティングについて学んでおく必要があると考え投稿にいたりました。
前回の投稿では【市場・顧客の分析とマーケティング戦略の立案】【ビジネスチャンスの発覚】【消費者行動】の3項目について扱いました。
今回は【消費者のプロセス】【マーケティングリサーチ】【マーケティング戦略】をテーマに扱っていきます。
参考書を読み、重要だな・面白いなと思った箇所を紹介しますのでマーケティングについて全てを網羅することを目的とした投稿ではないのでご容赦ください。
どのブランドを選ぶのか?

人間の選考基準は主に以下の通りのパターンがあります。
- 連結型:自分が望むニーズ全てを満たしてほしいパターン
- 分離型:複数ニーズがある中でどれか一つニーズを満たしていれば良いパターン
- 辞書編纂型:複数のニーズの中で優先順位を付け、その順番をもって選考するパターン
これが全てではありませんが、このパターンのどれが多く採用されているのか自分や顧客を分析するのは有意義ではありそうです。
大きな影響力を持つ購買後の顧客

世の中に広告は数多ありますが、最高の広告は購買後に満足してくれた顧客であることがマーケティング界では常識のようです。では顧客に満足してもらうためにはどうすればよいのでしょうか?顧客満足度(Customer Satisfaction)をCSと略し、以下のように表現されます。
CS=(購買後の知覚パフォーマンス)ー(購買前の期待)
つまり思っていたよりも良い製品・サービスであったら満足度は高まるということです。
また「売上No.1!!」の広告がよくありますが、これは購買済みの顧客に対して「買ってよかった」と安心させてCSをアップさせる狙いもあります。
リサーチプロセスと情報収集法

マーケティングの分析を行うにもまずは情報の収集が必須です。主な調査目的は以下のように分類されます。
- 探索型:問題の本質を明らかにし、アイデアを創出する
- 記述型:市場・顧客の状況把握をする
- 因果型:原因と結果の関連を導き出す
また調査方法としては質問法/観察法/実験法が用いられます。
どの調査方法を用いたとしても有益でバイアスのないデータが得られるように工夫をしていく必要はあります。
マーケティングリサーチの進化

最近ではPOSデータの利用や脳科学の観点からもマーケティングを行うことがされています。
ポイントカードを用いてID付きのPOSデータを得て、ニューロンマーケティングという生理的反応を収集・分析を行うことで消費者が意識していない反応ですら分析を行い、詳細かつ正確なマーケティングが行われるように進化しています。
またラダリングという「なぜそれが重要なのか?」を複数回問うことでより深い部分まで踏み込んだ個人の価値観を探る分析手法も用いられています。これは就活の際にすでに皆さんが行っている手法であるかもしれません。
セグメンテーション

マーケティング戦略はSTPと4Pが大切になってきます。
STP:セグメンテーション/ターゲティング/ポジショニング
4P:Product(製品)/Place(チャネル)/Price(価格)/Promotion(販売促進)
セグメンテーションでは消費者は皆違っていて1人1人異なったニーズを持つというマーケティングの基本をもとに、ニーズニ基づいて顧客をセグメント分け(プロファイリング)して主顧客の特徴を把握します。
マーケティングの世界では「皆の満足」(=皆の最大公約数)は「皆の不満足」に繋がるとされます。
以下主な特性
A:顧客特性
- 人口統計的要因(デモグラフィック属性)
- 地理的要因(ジオグラフィック属性)
- 心理的要因(サイコグラフィック属性)
B:消費行動的特性
- 消費行動的要因(ビヘイ美ある属性)
ターゲティング

⑤で紹介したセグメントテーションにてプロファイリングした顧客の中から対象とする主顧客を決定します。
ポジショニング

「ターゲットとする顧客のニーズに対して、どのような価値を提供すれば満足を最大化できるのか」というコンセプトを確定します。(戦略的ポジショニング)
一番有効なポジショニングは他社が真似できない・競争できない独自の地位を築くこと、つまりオンリーワンの存在になることです。
戦略と戦術

市場で勝つには以下の4パターンの存在があることを認識し、自分の立ち位置を戦略的に確立していくことが求められます。
- リーダー:市場規模拡大と市場シェアを第一優先に事業を進めていく(全方位型)
- チャレンジャー:市場シェアを第一にリーダーに追随する(対リーダー差別型)
- フォロワー:利潤を第一優先に事業を進めていく(模倣型)
- ニッチャー:利潤と名声を追い求める(集中型)
また戦術の立案に際しては以下4つのP(4P)を意識して目的とリアルを常にモニターして随時修正して戦術を駆使していくことが必要になります。
- Product(製品)
- Place(チャネル)
- Price(価格)
- Promotion(販売促進)
今回は以上になります。
扱ったテーマとしては【市場・顧客の分析とマーケティング戦略の立案】【ビジネスチャンスの発覚】【消費者行動】の3項目になります。
それではSee you next time!!
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