今回は【大学4年間のマーケティングが10時間でざっと学べる】を参考に、マーケティングについてまとめてみました。
データ社会になりデータを扱うことの重要性が増し、マーケティングについて学んでおく必要があると考え投稿にいたりました。
前回の投稿では【販売促進】【プレイス】【テスト】の3項目について扱いました。
今回は同テーマとしては最終回になり、【インターネット】【ビッグデータ】【顧客】をテーマに扱っていきます。
参考書を読み、重要だな・面白いなと思った箇所を紹介しますのでマーケティングについて全てを網羅することを目的とした投稿ではないのでご容赦ください。
インターネット

インターネットの登場により経済の環境は大きく変わりました。その影響として大きかったものを3つ紹介していきます。
製品施策への影響
消費者が製品開発を行う時代になりました。
BTO(Built to Order)としてオーダーメイドとして製品制作を行うことができやすくなり、専門知識を持つ消費者(Professional Consumer:プロシューマ―)の台頭によりインターネット上での消費者との共創が可能になりました。
価格施策への影響
価格を決める主体が消費者になりました。一方で不公平感や非倫理感を伴うプライシングが問題なることも出てきました。
- Amazon:新規顧客と既存顧客で価格を分ける
- コカ・コーラ:天候によって価格を変動
プロモーション施策への影響
「企業と消費者」「消費者と消費者」が双方向に結びつくようになりました。
流通施策への影響
「情報の中間業者」が新たに登場しました。
ビッグデータ

世の中にあるビッグデータは宝の山であるとともにゴミの山でもあります。ビッグデータの精度を測る指標は以下の3つあります。
- Volume(容量)
- Variety(多様)
- Velocity(速度)
その中からVeracity(正確性)Value(価値)を判断していきます。
またビッグデータの中から有用な情報を抽出するプロセスのことをデータマイニングといい以下ような分析手法があります。
- アソシエーションルール
- クラスター分析
- 回帰分析
- 判別分析
それぞれの具体的方法の説明はここでは省きますが、以上の分析手法やビッグデータをツールとしてシミュレーション(思考実験)を行っていきます。しかしAIにも罠が存在します。
- 因果関係を導くことが苦手(相関関係は得意)
- 人によって異なるルールを導くことが苦手(母集団全体のルールを見つけることは得意)
そのため事実と反事実を比較する必要があり、顧客内異質性を考慮することが大切になってきます。
顧客は資産

「お客様は神様です」というフレーズが巷にはありますが、その上をいく超顧客主義が存在します。それは顧客のニーズを超えるものを提供するというものです。そのためには以下の3要素が必要になってきます。
- 顧客の深層を理解する
- 社外のリソースを積極的に活用する
- 技術イノベーション
ではなぜ顧客がそこまで大切なのでしょうか?
それは顧客にはいくつもの価値が存在しているからです。
- 顧客生涯価値
- 顧客紹介価値
- 顧客影響価値
- 顧客知識価値
上記4つを総合して顧客から得られる総価値のことを顧客エンゲージメント価値といいます。
今回で5回にわたってまとめてきた【大学4年間のマーケティングが10時間でざっと学べる】の紹介は以上になります。
あくまでもマーケティングの表面をさらっと体系的に学んだにすぎませんが、新たな知見を得られることができていたのなら幸いです。
それではSee you next time!!
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