大学で学べるマーケティングをまとめてみた①

今回は【大学4年間のマーケティングが10時間でざっと学べる】を参考に、マーケティングについてまとめてみました。

データ社会になりデータを扱うことの重要性が増し、マーケティングについて学んでおく必要があると考え投稿にいたりました。

マーケティングにはサイエンス(客観・理論)の要素とアート(クリエイティブ)の要素があり、大学では主にサイエンスの部分を学びます。
実際に会社で用いられる高度な分析についてはコンサルやリサーチ会社に外注すれば良いので、どのような分析が行われているのかを知ることを目的とします。

参考書を読み、重要だな・面白いなと思った箇所を紹介しますのでマーケティングについて全てを網羅することを目的とした投稿ではないのでご容赦ください。

マーケティングとは愛である

マーケティングの目標は【売り手と買い手】【候補者と投票者】【寄付者と主催者】【国内産業と国外消費者】などの組み合わせをお互いがメリットを享受できる仕組みづくりによる市場を創造することにあります。

どちらか片方だけがメリットを享受するのではなく、両者がメリットを得られるように考えるため、相手の立場になって考える(=愛)ことが必要になってきます。

売れるモノを創る

製品の製造/販売は以下のような考え方をたどってきました。

  • 生産志向
    • 供給<需要の状況にあり作れば売れる。そのため大量生産を行うようになった。
  • 製品志向
    • 大量生産により供給過多の状況が生まれ、高品質・低価格の製品を消費者が求めるようになった。(コモディティからの脱却)
  • 販売志向
    • 高品質なものが市場に出回りった結果、製品だけで差別化を図ることが難しくなってきたので、いかに顧客のニーズを満たすものであるのか?を上手に訴求することが必要になった。
  • マーケティング志向
    • 作ってからどのようにうるのかを考えていては無駄が生まれて費用が重なるので、市場に基づき売れるものを作るようになった。(効率化)

マーケティング・コンセプトの拡張と将来

以下のようなマーケティング・コンセプトが存在します。

  • リレーションシップ・マーケティング
    • ⇒単発的な利益を求めるのではなく、継続的な取引へと発展させ顧客の生涯価値を高める。
  • ソーシャル・マーケティング
    • ⇒営利よりも社会貢献に重きを置いていることをアピールして自身の社会的価値を高める。
  • デ・マーケティング
    • ⇒「売らないためのマーケティング」。意図的に供給<需要の状況を生み出し、希少価値を高める。その際には経営者の理念やこだわりが顧客の共感を呼ぶ。

企業の存在・成長に必要なものとは?

企業はまず何をしたいのか?何をすべきなのかを決めるべきです。
一定の方向性を定めることは大切になってきます。

また製品中心ではなく、顧客のニーズ・便益に基づいて事業領域を定めることが大事になります。

例えばアメリカの鉄道会社が自社を交通輸送業ととらえずに鉄道に固執して失敗したり、映画会社が自社の立ち位置をエンタメ産業としてとらえずに失敗した例などがあります。

製品・サービスは顧客のニーズを満たす手段の1つでしかないため、ニーズに基づいた発想・方向性が必須になります。

どのような事業を選択すれば良いのか?

戦略論で使用される2つの分析手法をここで紹介します。

  • 強み・弱みを知る

企業や製品は全て優れている必要はなく、事業の選択にマーケティング要因/財務要因/製造要因/組織要因を駆使します。その選択にあたっての分析手法の1つにSWOT分析があります。

  • 市場と競争構造

事業を進めていくにあたっては、競争相手が誰なのかを明確にすることも大切になってきます。ここではその分析手法の1つファイブ・フォース分析を紹介します。

 ⇒企業の競争相手が多次元にわたることがわかります。

刺激とスキーマ

どのような広告が注目を集めやすいのでしょうか?

実は消費者は1日平均2,000もの広告に触れていますが実際に注意を向けるのは全体の5%ほどです。
そしてその5%は消費者が興味のあるものに対して自然と注意が向けられるものです。

また恐怖心を煽るようなものは感度が高く印象に残りやすい傾向にあります。

以上のような特性を理解した上で消費者に注意を向けてもらうためには「スキーマと適度に不一致すること」が大切になってきます。
つまり刺激の内容が過去からのイメージとは少し異なり、良い意味でギャップがあるほど消費者は興味を示すのです。

興味と知識が学びに繋がる

消費者は情報に対しての動機と処理能力が高い時に脳の資源を多く使い、分析的になることがわかっています。逆に言うと大して興味がなく、対象に対する知識が少ない場合は手掛かりを利用して感情的に処理(好き・嫌い)を行います。

今回は以上になります。

扱ったテーマとしては【市場・顧客の分析とマーケティング戦略の立案】【ビジネスチャンスの発覚】【消費者行動】の3項目になります。。

それではSee you next time!!

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