テスラ・スペースXの会社を率いて未来を創ろうとしている人物。
その名はイーロン・マスク。
彼は未来の宇宙産業・電気自動車産業を担っているだけでなく、エネルギー分野・AI分野についても未来を変えようとしています。
今回はそんなイーロン・マスクの活躍の秘訣は何なのか、人物としての魅力に焦点をあててご紹介いたします。
真似できればしたいところですが、なかなかできるものではありません(笑)
なのでイーロン・マスクについて少しでも知り、未来を託すに値する人物なのか?そして自分が取り入れるべき考えはどれか?なんていう視点で見ていただければ幸いです。
金儲けよりも未来を創ることに情熱を注ぐ
イーロン・マスクは常々「ちょっとクリックをしただけで小銭がかせげるようなビジネスなら、簡単にできる」と語っているそうです。イーロン・マスクの価値観の根底にあるのは、「金儲け<<<<<<理想の未来の創作」となっているのです。
私のような凡人はいかに大金を稼ぐか、年収いくらもらうのか?総資産をいくらにできるのか?といったことに考えが生きがちなのですが、イーロン・マスクはそんな凡人の思考はとうの昔に捨てたのかもしれません。
とはいっても「31歳でペイパルをイーベイに売却して170億円を手にしているから、資金と心の余裕があるからできることだ!」と言う人もいるかもしれませんが、考えてみてください。自分が手にした資産を失うリスクがある事業にさらに乗り出していくのは並大抵のことではありません。
この行動からも「金儲けよりも未来の創造に情熱を注ぐ」ことを優先していることがわかります。
だからこそGoogle創業者ラリー・ペイジも惚れ込んで「死後の資産(現在5兆円ほど)はイーロン・マスクに託したい」と言うのでしょう。
大学時代に人類の3大課題を見つける
普通の大学生の場合、将来のことを考えようとすると「どこの業界で働いていこうか」「どの職種で働こうか」なんてことを考えます。
しかしイーロン・マスクはここから発想が違います。
「人類の将来にとって、もっとも大きな影響を与える問題は何だ?」と自問自答した結果【インターネット】【再生可能エネルギー】【宇宙開発】の3つになると結論を出し、その分野に取り組むことにするのです。
問題解決よりも課題発見こそが貴重になってくる現代において、人生で取り組むべきものを見つけられたのはすごいですし、それが地球規模の問題だからこそさらに凄いです。
理想を失わない現実主義者
ジブリの巨匠宮崎駿監督は「理想を失わない現実主義者であれ」と言っています。
イーロン・マスクはまさに理想と現実の両方を考慮している人物です。
しかし理想を掲げて行動していくと失敗をすることがあります。
ロケットの打ち上げの失敗はまさにそうなのですが、イーロン・マスクは失敗を前提で打ち上げを行っています。一回の打ち上げにかかる資金と労力は桁違いのものですが、それを笑って次に生かすことができている度量・メンタルは凄いです。
さらにイーロン・マスクは「私は絶望をモチベーションにしている」とも語っています。
もはやそうするしかやっていけないのかもしれませんが、崖っぷちに立ったからこそやる気になるのは凄いです。
責任感
自分が取り組む事業と社員への責任感が凄いです。
イーロン・マスクは宇宙事業ではNASAなどの宇宙界隈では権力を持っている団体や、石油の既得権益者と調整することが多いそうですが相手が誰であろうと自分の意見を言います。これは自分の取り組んでいる課題解決こそが最優先で人間関係などの忖度など小さな問題はあまり気にしていません。
さらにテスラもスペースXもうまくいっていない状態であるときに「たとえ全ての投資家が見捨てたとしも、私がテスラを支える」と毅然と対応しています。
社員を安心させ、さらに自分が身を削っても事業を支えることを約束できる人はなかなかいません。
ユーモアセンス
スペースXでファルコンの打ち上げが4度目にして成功した際に「ほら、ことわざでもあるだろう。4度目の正直って。」と発言しています。
常識に縛られない精神がわかるとともにイーロン・マスクのユーモアセンスもみてとれます。
常識にとらわれない
従来ロケットは使い捨てで使用されていましたが、1度の打ち上げコストの低減を目指した結果ロケットの再利用を提案しそれを実現しています。
このように会社や業界で当たり前と言われている文化・慣習を度外視して結果にコミットするところはイーロン・マスクの最も凄いところです。
ハイスピードな情報収集
もともと物理学を専攻していたとはいえ、ロケットに関する知識はあまりなかったイーロン・マスクですが、必要なことは専門家である社員に質問攻めにして情報を集めることに長けているそうです。
また幼少のころから本の虫で、図書館にある本では足りなかったため欲しい書籍を要求していた伝説もあるみたいです。
必要な情報が何かを明確にして、目的達成のための情報とその本質をつかみ、意思決定もハイスピードで行っていくことができるのは凄いです。
世界一のジェネラリスト
先ほど紹介したようにハイスピードな情報収集・意思決定を他分野に渡って行っていける馬力・能力がイーロン・マスクにはあります。
宇宙事業・EV事業・クリーンエネルギー事業・AI事業・フィンテック事業など手掛けている分野は幅広く、まさに世界最高のジェネラリストです。
また大学時代に物理学と経営学の両方を学んでいたため、研究開発においては物理レベルまで分解して問題解決を行い、経営学の知識を生かして資金調達・人材調達・経営をハイレベルで行っています。
想像するだけで疲れてしまいそうなことを平気で成し遂げてしまいます。
オープンマインド
ロケット打ち上げの失敗をものともせずにいるイーロンマスクですが、失敗をオープンにしているだけでなく、テスラの肝となる特許も無償で公開してEV産業全体の活性化を図っています。
凡人の考えだと、何か発明をしたら特許を取得してそのライセンス料で儲けようとします。
しかし天才は違います。特許を公開して産業全体が盛り上がることこそが真の成功だと言い張ります。もはや儲けなんかは気にしてないみたいですが、EV産業全体が盛り上がれば結果的にテスラへのEV需要は増加すると思われます。
意図的なのかどうかはわかりませんが、この失敗も成功もオープンにして全体への還元を図るマインドは凄いです。
悪意のある人からの出資を断れる
株式会社は出資してくれている株主の言うことを聞くのが基本です。
しかしイーロン・マスクは株主の言うことを聞いていたり、株価で一喜一憂する人の言うことを聞いている必要はないという態度でいます。
そのためスペースXは株式上場していません。
出資してくれることはありがたいですが、株価買収されて会社を乗っ取られたりすることは避けたいのです。
どのような人からは出資されても良いのかを見極めているため、人見る目が凄いのかもしれません。
イーロン・マスクの魅力が少しはわかったのではないでしょうか?
今回「未来をつくり変える男 イーロン・マスク」を参考にご紹介しましたが、それ以外にも沢山イーロン・マスクの本は出版されているので、ぜひ読んでみてください。
未来を本気で変えようとしている人が何を考え、どうしようとしているのかが少しずつわかってくるはずです。
私はイーロン・マスクになることができませんが、彼のように金儲けでなく人類の未来への貢献に情熱を注げられる人物になりたいと決意しました。
それではSee you next time!!
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